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意外や硬派な冒険の記録――宮城公博「外道クライマー」 

カテゴリ:本の紹介

読みました。

「外道クライマー」(宮城公博著、集英社インターナショナル刊)

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「山の嫌われ者」「登山界の異端児」を自認する「沢ヤ」の宮城公博氏。この本を読むまで全く知りませんでした。

巻末の角幡唯介氏の「解説」によると、著者は自らのブログで〈セクシー登山部〉の舐め太郎を名乗る、怪し〜い人物なのだそうです。

だから、どんなお下劣な内容なのかとワクワク、じゃなかったドギマギしながら読み始めたのですが、意外や硬派な冒険の記録でした(ときどきお下品な表現が交じりますが)。

「タイのジャングル46日間沢登り」とか「台湾最強の渓谷チャーカンシーのゴルジュ遡行」「称名廊下ゴルジュ突破」「称名滝厳冬期初登攀」など。

いずれも命がいくつあっても足りなそうな冒険の数々。

宮城氏は数年前、那智の滝を直登して逮捕された3人のうちの1人だそうです(そういえばそんな報道がありましたね)。その事件で彼は7年勤めた福祉施設を辞めることになったのだそうです。

報道だけを読むと、なんて罰当たりで人騒がせな…と思うのですが、登った本人の視点で語られると、そこに未登の滝があってパイオニアワークを求める先鋭的な沢ヤがいれば、登って当然でしょ、となります。

「サバイバル登山」の 服部文祥や「空白の 五マイル…」の角幡唯介もそうですが、こういう私などには決してできないとんがった冒険の話、実に面白いです。

しかもこの人、表現力が豊か。自然の描写や冒険の中身の語りもさることながら、心の揺れや葛藤、パートナーとの軋轢を含めた内面のドラマも。なかなか読ませます。

(はせ)

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