「ひとり登山へようこそ! 女子のための登山入門」 鈴木みき 平凡社1200円+税
単独行の魅力を説き勧めるコミックエッセイです。一人だと不安もあるけど一人じゃないと見えないもの、気付かないものがあると。
「集団登山と一人の登山は月とスッポン。でも月もスッポンも私は好き!」と著者。確かに大勢で登るのと単独で登るのとでは大きな違いがありますが、月とスッポンほどは違わないのでは? と内心ツッコミながら読みました。
私も、みんなとワイワイ言いながら登るのも一人で気ままに登るのも両方好きなので、共感しながら読みました。
ひとり歩きコースとして著者が奨めているのは、
初心者編=高尾山、日和田山、入笠山、御岳山~日の出山。
経験者編=北横岳、切込湖・刈込湖、石割山、丸山(奥武蔵)。
1泊編=霧ヶ峰、白馬乗鞍岳、仙丈ケ岳。
2泊編=八ケ岳・赤岳、涸沢、鳳凰三山。
なかなかいいセレクトですね。日光の切込湖・刈込湖は私行ったことがないので、今度ぜひ行ってみたいと思います。
著者の好きなおやつとして何カ所か登場するのが「柿の種」。おやつというよりおつまみのような気がしますが。そんな細部に著者の個性というか人間味のようなものが感じられました。
いつか山でばったり会ってみたいなぁ、鈴木みきさん。
はせ
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