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草紅葉輝く尾瀬ヶ原へ 

カテゴリ:山行 日光・尾瀬

 9月の末に草紅葉の尾瀬ヶ原をひとり(単独行)で歩いてきました。

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↑朝靄に浮かぶ燧ケ岳

 先月(8月)下旬に「尾瀬至仏山」に登り、山頂から眺めた尾瀬ヶ原は、秋の気配が漂っていたとはいえ、まだ全体的には緑色でしたが、このひと月の間にすっかり秋の装いに衣替えしていました。

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↑朝陽を浴びて黄金色に輝く湿原 奥の山は至仏山

 一時期、「尾瀬」とは相性が悪いときがあり、訪れる度に冷たい雨にたたられていましたが、昨夏の燧ケ岳今夏の至仏山と、最近はすっかり相性が良くなり、訪れる度に良い天気に恵まれています。←いずれも単なる偶然だとは思いますが‥(笑)

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↑黄葉するシラカバの木(「竜宮」付近)

 この日も朝から雲がまったくないとても良い天気となりましたが、その分放射冷却も効いて、明け方頃はとても冷え込みました。(帰宅後に、ネットで尾瀬保護財団のブログを確認したところ、この日の朝の最低気温は、2.2℃でした)

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↑池塘に浮かぶヒツジグサも紅葉していました

 朝こそ冷え込みが厳しかったものの、その後は陽が登るにつれて次第に暖かくなり(午前9時の気温11.9℃、この日の最高気温20.3℃←尾瀬保護財団のブログより)、快晴無風の秋晴れに恵まれて、気持ちの良い湿原散策を楽しむことができました。

逆さ燧
↑池塘に映る「逆さ燧」

 当初の計画は、散策しながら尾瀬ヶ原を一周して、本日のスタート地点である群馬県側の登山口の「鳩待峠」へ戻る予定でしたが、あまりに良い天気に恵まれたため調子に乗ってしまい(^_^;)、燧裏林道を通って福島県側の登山口である「御池」へ縦走するルートへ変更しました。

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↑一部の木々が紅葉していました

 約7年ぶりに歩く燧裏林道は、湿原に比べると色づいているのはまだ一部の樹木にとどまり、全体的には“まだこれから”というカンジでしたが、点在する「西田代」や「横田代」では“ようしこれから”というカンジでした。

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↑燧裏の横田代では、木々の紅葉が始まりつつありました

 燧裏林道はさほどアップダウンのない山道ですが、それまでほぼ平坦な尾瀬ヶ原の木道ばかりを歩いてきたせいか、思いの外きつく感じられ、鈍り切ったカラダへのダメージがボディブローのようにジワジワと効いてきて、歩程18.4kmの終着点である「御池」に着くころには、すっかりヘロヘロになってしまいました(^_^;)>
 いつものことですが、下山後に冷えたビールで乾いたノドとカラダをウルウルに潤したのは、言うまでもありません(笑)

 JIN記

 ↓続きに写真があります
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雲上の散歩道と池塘に遊ぶ 会津駒ヶ岳 

カテゴリ:山行 東北

 9月21、22日に会津駒ヶ岳に行ってきました。今回の参加はKリーダー、アッキー、ハーリーの3人です。初日は民宿に泊まって温泉でまったり。2日目の早朝に宿を出発して頂上を踏み、同じルートを戻るというコースです。

1オープニング

 1日目は移動だけなので、出発もいつもよりゆっくりめ。普段の出勤時間ぐらいに家を出ます。NHKの「八重の桜」の影響で会津方面行きの電車は混んでそうなので、始発の浅草から東武線に乗車、途中駅でアッキー、Kさんと合流します。電車に揺られること3時間ちょっとで会津高原に到着。さらにバスに1時間ちょっと乗って桧枝岐にたどりつきました。

 午後2時すぎに宿に着いてしまったので、まずは宿の外の温泉巡り。露天風呂があるという燧(ひうち)の湯に向かいます。ここでまず失敗。宿のサンダルを借りて裸足につっかけて出かけたのですが、温泉まで20分ほど歩くうちに足が擦れて皮がめくれてしまいました。自分だけかと思っていたら、後で聞いたらみんな同じ思いをしていたそうです。ここの温泉は硫黄のにおいが少しします。人も少なくてゆったり、まったりできました。

 宿に戻って、部屋でビールで乾杯して宴会に。そして6時ごろに夕食。そんなに量は多くないだろうと思っていたら出るわ出るわ。定番の岩魚の塩焼きや天ぷら、山菜、煮物その他のほかに、まずあったかいおもち(名前忘れました)、岩魚の刺身(!)、しいたけの出汁で味付けしたごはん、裁ちそば・・・。お腹いっぱいになりました。とても全部食べ切れません。部屋に戻るとみんなひっくり返って寝てしまいました。1時間半ほど仮眠した後、布団を敷いて、もう一度お風呂に入りなおして就寝となりました。

2朝

 翌朝は午前4時起床。昨晩のうちに朝食用の弁当を作っておいてもらい、4時45分ごろに出発、歩いて30分足らずで登山口に着きます。まだ暗いのでヘッドランプのお世話になります。東の方向には徐々に朝焼けも見えてきました。登っていくと遠くに雲海から顔を出す山々がみえたり、一部の木々で紅葉が少しだけ始まっていたりと楽しませてくれます。会津駒ヶ岳は登るにしたがって傾斜が緩くなる山。頂上に近づくとなだらかな頂と湿原、池塘(小さな池)が現れ、これがこの山の魅力となっています。

3遠くの山

 途中、池塘のわきのベンチで朝食をとったり、小屋のベンチで休憩したりしながら8時45分ごろに会津駒ヶ岳山頂に到着。山頂は木々に囲まれていて展望はききません。そこから、会津駒の核心部ともいうべき中門岳をめざします。池塘を横目に見ながら、なだらかな尾根にかかる木道を歩くこと30分、少し大きな池と、中門岳の標識。池があるくらいですから、ここがピークではなく、標識には「中門岳(この一帯をいう)」と注意書きが書かれています。30人ほどの団体さんが去った後、静かな環境の中でゆったりまったりコーヒータイムとしました。アッキーが撮った池の写真には見事に青空が映り込んでいました(表紙の写真)。

4尾根

 そこからは来た道をそのまま戻り帰路に。天気はだんだん曇り空となってきましたが、雨に降られることもなく無事に下山。アッキーは足が筋肉痛になって少しつらそうでしたが、翌日には全快したそうです。午後1時過ぎに宿にデポしておいた着替えなどの荷物を取りに戻り、駒の湯に向かいます。帰りの電車は少し混んでいましたが、ビールで乾杯しながら帰路につきました。
(ハーリー記)

 コース 1日目 会津高原=桧枝岐-宿-燧の湯-宿
     2日目 宿-登山口-駒ヶ岳山頂-中門岳-駒ヶ岳山頂-登山口-宿-駒の湯-バス停=会津高原


今回はアッキーにも寄稿してもらいました

こんにちは。
今回久々に泊まりの山行に参加しました。
前泊というのは初めてでしたが、1週間の疲れをある程度リセットした後に登山!というのも、なかなかのものでした。初日に温泉に山人料理などなど楽しみ、お腹がはち切れんばかりに(笑)。。
翌日は4:45頃出発!
真っ暗闇の中、登山口にて、きれいな朝焼けを観ながら、いざ、会津駒ヶ岳!
あまりキツくないと聞いてはいましたが、最初の急登に汗かき。
でも気持ちよかったです。
登るごとに視界も開けて、駒の小屋から中門岳の道のりは、まさに雲上の散歩道でした♪

お天気にも恵まれ、歩きごたえもありました。
もう一息というところで、何だか足が痛くなりましたが・
何とか無事に下山でき、駒の湯につかり、激しい運転の会津バスにのり、電車に揺られて心地よく帰宅中です(^_^)        
(アッキー記、帰りの車中で)


おまけ Kリーダーの名言録

Kリーダーが登山中の水場でこんなことを言っていました。
「人の幸せというのは、愛される、ほめられる、役に立つ、必要とされること」。
これを聞いてアッキーは「4つの頭文字をとって、”Kのあほやひ”と覚えましょう」と言っていました。

山から帰る電車内でスズメバチとバトル(^_^;) 

カテゴリ:山行 富士山周辺

 昨夏は、ひょんなことから、山の中で「野猿とバトル」や「ヤマビルとバトル」を繰り広げましたが、今夏は、山の中ではなく下山後の電車の中で、スズメバチと「バトル(場外乱闘)」するハメとなってしまいました(^_^;)
 今回は、その顛末を記させていただきます。

 富士山を観に紅葉台から三湖台を経て足和田山へと歩いたことは、先に記事をアップしましたが、「スズメバチとのバトル」はその下山後に勃発しました。
 河口湖畔へ下りてから、「富士ビューホテル」の「富士河口湖温泉 秀麗の湯」にどっぷりと浸かった後、バスで富士急行線の「河口湖」駅へと移動し、駅の土産物店で缶ビールを1本購入して、「大月」行の鈍行電車に乗り込みました。
 平日の午後5時前という時間帯であったため、車内はガラガラに空いており、私が乗り込んだときには、他に女性の二人連れしか乗車していませんでした。
 先ほど購入したビールを心置きなく飲もうと、敢えて女性二人連れとは少し離れた座席に腰を下ろし、缶ビールのプルタブに指をかけたまさにそのとき、私の右肘は突然ものすごい激痛に襲われたのでした。

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↑刺されてから約10分後 だんだんと腫れてきました

 感覚的には、右肘に強い電流が流れたかのような、あるいは真っ赤になるまで熱した金属の棒を肘に押し付けられたような強烈な痛みで、最初は何が起きたのかまったくわかりませんでしたが、あまりの痛さに思わずその場で立ち上がってしまいました。
 激痛の走る右肘を見てみましたが、腫れているわけでもなく、また出血も認められず、外見的には特に変わったところはありませんが、ズキンズキンと激しい痛みが走っています。
 何かの不具合で座席に電気が流れているのか?、あるいは窓枠の金属部分が何らかの不具合で熱を帯びているのか?と、いったいどうなっているのか状況がまったく理解できないまま、痛みが走る右肘と先ほどまで座っていたシートのあたりを交互に注視していると、足元付近をハチのような虫が飛び回っているが目に入りました。
 それを見たとたん、右肘の激痛の原因を一瞬で理解するとともに、そのハチのような虫に対して「生足」を無防備に晒している(先に温泉入浴したときにショートパンツ&短いソックスに着替えていました ^_^;)という極めてデインジャラスな危機的状態に陥っていることも瞬時に理解し、自己防衛本能が反射的に働いて、若干の躊躇を感じつつも次の瞬間ワタクシの右足は登山靴でそのハチのような虫を“ペシッ”と踏みつけていました。

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↑ワタクシを刺したハチです

 子どもの頃から虫の類は大の苦手なので気乗りはしませんでしたが、虫の種類を特定する必要があったことから、ハチのような虫を間近でよく観察してみると、どうやらスズメバチのようでした。
 ここで、ようやく激痛の謎が解けて、スズメバチに右肘を刺されたのだということは理解したものの、頭の中はややパニック状態となっていて、この状況に冷静に対処することが難しくなっていました。
 この場で電車を降りて病院へ行くという選択肢も脳裏をよぎりましたが、今一つ踏ん切りがつかず、どうしたものかとあれこれ考えている内に、乗っていた電車のドアが閉まり動き出してしまいました。
 そうなると、ますます病院に直行するという選択をすることに消極的となってしまい、とりあえずはしばらく安静にして様子を見ることとし、もしも具合が悪くなるようであったら、大月駅あたりで下車して病院へ行くことにしようという、後で考えてみると誤った判断をすることとなってしまいました。
 帰宅した後で、ネット等で調べてわかったことですが、ハチの毒は反応時間が早く、多くの場合刺されてから数分から15分以内には症状が出てくるそうです。
 また、症状が早くあらわれるほど重症になることが多く、場合によってはアナフィラキシーショックを起こし、症状が出てから心停止まで短い場合は約15分しかないため、速やかな治療が必要となります。
 特に、医療機関から離れた山の中などでスズメバチに刺された場合は、診療までの時間が長くなることが多いため、躊躇せずに早急な対処が重要となるそうです。

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↑結局は救急車で医療機関へ搬送され、治療を受けました

 しばらくすれば痛みもじき治まるだろうと甘く考えていた右肘は、その後もズキンズキンと激しく痛み、やがてだんだんと赤みを帯びて腫れあがってしまいました。
 「これはいよいよまずいことになったぞ」と内心さらに焦りまくり、スマホを使ってスズメバチに刺されたときの対処方法をネットで調べようと考えましたが、焦りから半ばパニくっているため考えがうまくまとまらないところに、利き手である右腕の肘の痛みから指をうまく動かすことができないため、検索作業は遅々として捗らないことから、自宅にいる愚妻にメールして援けを乞うことにしました。
 すぐに愚妻からメールで返信があり、応急処置として「刺されたところの周囲を指で圧迫して毒を外へ出す」ことや、「スズメバチの毒は水溶性なので、刺されたところを流水で洗って冷やす」、「抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏があれば塗布する」、「濡れタオル等で冷やし安静にする」、「具合が悪くなったら、すぐに医療機関へ」等のネット検索の結果によるアドバイスがありましたが、「痛みが酷く、とても指で押すことなどできないし、電車の中なので水で洗い流すことや冷やすこともできない」と返信すると、今度は愚妻から電話があり、「以前、山道具の店で毒を吸引する器具を購入していたけど、それは今持っていないの?」と尋ねられました。
 そう言われて、「ああ、そういえば、その昔、そのテの類の器具を買ったこともあったなあ」と思いだしましたが、購入してしばらくは山行の際にザックの中に入れて持ち歩いていたものの、使用する機会がまったくないため次第に山へ持っていく機会が減り、やがては自宅に置きっぱなしとなり、今ではその存在すらも忘れてしまっていました。
 まさに「宝の持ち腐れ」とはこのことですが、後の祭りでした。

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↑実は所有していた(ことをすっかり忘れていた)「ポイズンリムーバー」

 その後も愚妻と何度かメールでやりとりをしましたが、このまま漫然と電車に乗っていたのでは何の応急処置もとれないことから、たまたま「乗り越し精算」のため通りかかった車掌さんを呼び止めて、右肘の患部を見せながら電車内でスズメバチと思しきハチに刺されたことを話し、「治療を受けたいのですが、このあたりは不案内なので、どこか近くに病院がないか調べてください」とお願いしました。
 その若い車掌さんは、少し慌てたカンジで「ちょっと待っていてください」という言葉を残して先頭車両の方へ歩いて行き、その後、しばらく戻ってきませんでした。
 かなりの時間が経過した後、先ほどの車掌さんが戻ってきて、「救急車を呼びましたので、次の駅で降りてください」と私へ告げました。
 ワタクシは正直なところ、「ああ、やっぱりオオゴトになってしまった」と車掌さんに相談したことを少し後悔しました。
 後で考えてみると、そのときの車掌さんの対応は正しいものでしたが、そのときのワタクシは、できれば自分で病院へ行きたいと考えていたのでした。
 ですが、その若い車掌さんが、職務とはいえ厚意でしてくれたことをむげにすることもできなかったので、おとなしく指示に従って次の駅で下車し、サイレンを鳴らしてやってきた救急車に乗り込み、近くの医療機関へ搬送してもらいました。  

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↑飲み薬と塗り薬を処方されました

 サイレンを鳴らして激走する救急車の中で血圧を測られるとともに、救急隊員から「気分が悪くないか」、「喉のあたりが圧迫されて呼吸が苦しくないか」等の問診を受けるとともに、「(アナフィキラシーショックの)症状が出るのは刺されてから15分以内であることが多いが、刺されてから30分経っており、今のところは特にそれらしい症状も出ていないので、そんなに心配しなくても大丈夫」との有難いアドバイスをいただきました。
 搬送先の医療機関では、患部にステロイドの軟膏を塗られ、さらに左腕にステロイドの注射を打たれ、最後は患部に絆創膏を貼られ、その上に冷却材を当てられて包帯でぐるぐると巻かれる処置を受けました。
 また、副腎皮質ホルモン剤と抗ヒスタミン薬の配合錠と胃粘膜保護修復の錠剤、副腎皮質ホルモンの塗り薬を処方されました。
 治療後もしばらくの間は、その医療機関で安静にしていましたが、午後6時半頃に富士急行の担当者の厚意で、医療機関から最寄りの駅まで送っていただき、ようやく再び家路に着くことができました。

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↑再び家路に着いた頃にはすっかり暗くなってしまいました

 その後の経過ですが、その夜はさらに赤みが増して腫れが酷くなってしまいました。
 翌日から痛みは少しずつ治まってきましたが、その代わりに今度はかゆみが出てきてしまい、それはその後1週間くらい続きました。
 最終的に患部の赤みやかゆみがなくなり完治したのは、刺されてから2週間以上も後のことでした。
 ちなみに、アナフィラキシーを引き起こすハチは、スズメバチだけが危険というわけではなく、アシナガバチに刺されてもアナフィラキシーの症状がでるおそれがあるそうです。
 またその多くは、最初に刺されたときよりも、2回目に刺されたときの方が症状は強く、場合によってはショック状態となり命を落とすリスクが高くなるそうですので、今後数年間は山歩きの際にはこれまで以上にハチの類に注意をしなければならなくなってしまいました。
⇒【参考】アナフィラキシーってなあに.jp

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↑夜にはさらに赤く腫れ上がってしまいました

 ワタクシのこれまでの五十●年の人生の中で、これまでもハチには何度か刺されたことがありますが、スズメバチに刺されたのは、今回が初めての経験でした。
 山の中を歩いているときは当然ハチの類には十分に注意していますが、帰りの電車内&缶ビールの蓋を開けようというシチュエーショでスズメバチとバトルすることになるとは、まったくの想定外でトホホ‥のアクシデントでした(笑)
 スズメバチの刺傷被害は、活動が活発となる7月~10月の4ヶ月の間にその大半が発生していて、特に8月と9月が最も多いそうです。
 皆様も、これからしばらくの間、山を歩かれる際はもちろんのこと、往復の電車の中などにおいても、スズメバチに刺されないようくれぐれもご用心くださいませ(^_^;)

 JIN記

(追記その1)
 「今夏の猛暑と少雨が影響して、今年はスズメバチが大量発生して猛威をふるっている」旨のニュース記事がネットに掲載されていました。
 やはり、これからしばらくの間は、スズメバチには注意が必要なようです。
 ちなみに、この山行の後、ワタクシのザックの中には、「宝の持ち腐れ」状態であった「ポイズンリムーバー」が再装備されたのは言うまでもありません(笑)

(追記その2)
 後日、ネットでワタクシを刺したハチを調べてみたところ、どうやら「キイロスズメバチ」という種類のスズメバチだったようです。
 この「キイロスズメバチ」は、スズメバチの中では一般的な類のもので、山の中はもちろん、市街地にもいるそうです。
 そういえば、帰りに最寄りの駅まで送ってくれた富士急行の方も「街中にもたくさんいるので、駅で停車している間に、電車内に入ってきてしまうんですよ」と申し訳なさげに呟いていました。
 ちなみに、この「キイロスズメバチ」は、「オオスズメバチ」に次いで攻撃性が強いのだそうです。
 ⇒【参考】都市のスズメバチ

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↑5日経ってもまだこんなカンジで、刺された針の痕もまだ残っています(^_^;)

(追記その3)
 「何故、電車の中で突然スズメバチに刺されてしまったのか」という疑問については、刺されたときには考える余裕がまったくありませんでしたが、後になって落ち着いてから、そのときの状況を思い返しながら少し考えてみました。
 ワタクシが電車内に乗り込んだときには、周囲にスズメバチは飛んではいませんでしたので、どこか手前の駅で車内に入り込んだスズメバチが、電車のシートの背もたれの上部あたりにとまっていたと思われます。
 そこへたまたま運悪くワタクシが乗り込んで座り、左手でビールの缶を持ち、右手でプルタブを開けようとしたときに、たまたま運悪く右肘がシートの背もたれ上部にいたスズメバチへ接近あるいは接触して、それを攻撃されたと感じて怒ったスズメバチが反撃し、右肘を刺したものと推察されます。(スズメバチを見つけたとき、足元付近を低く飛び回っていたのは、もしかしたら右肘でスズメバチをシートに押し付けてしまい、それが原因で羽に不具合が生じ、高く飛べなかったからかもしれません)
 簡単に言うと、缶ビールのフタを“プシュッ”としようとした至福の瞬間に、スズメバチの毒針に“プチュッ”と刺されるという、まさに「天国から地獄」のような状況が展開されたのでした(笑) 

(追記その4)
 俗に「ハチに刺されたらオ●ッコをかけるとよい」と言われているらしいのですが、ハチの毒は水溶性であるものの、アンモニアはまったく効果がないとのことですので、やらない方がよいそうです。
 もっとも、今回の場合は電車の中だったので、やろうと思っても出来ませんでしたが(笑)、仮にいくら緊急時とはいえ電車の中でこの「応急処置」を強行していたら、電車から下りて乗るクルマが「救急車」から「パトカー」に変わっていたでしょうね、きっと(^_^;)

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↑2週間後、赤みは消えましたが、刺された箇所はまだ痕が残っています

(追記その5)
 ドキュメント「山で●●とバトル」シリーズも、今回で3作目となりました。
 これまで「野猿」、「ヤマビル」、そして今回の「スズメバチ」と、山の野生生物との壮絶?な「バトル」を(不本意ながらも)繰り広げてきましたが、今後もこのシリーズを続けていくと、さらに過激な“セカンドシーズン”に突入し、新たな強敵として「マムシ」や「マダニ」、そして迎える“ファイナルシーズン”では「イノシシ」や「キョン」、最後には“山のラスボス”的存在である「ツキノワグマ」とも「バトル」するハメになりかねないことから(^_^;)、本作をもって「バトル3部作」は「完結」とし、「山で●●とバトル」シリーズはもう終わりにしたいなぁと個人的には思っています(笑)

(追記その6)
 ちなみに、「山で●●とバトル」シリーズのスピンオフとして、「山の麓で●●とバトル@悔恨の高尾北口酩酊篇」がありますが、あまりに自虐ネタ過ぎて洒落にならないため、本ブログへのアップは未だ「自粛中」です(^_^;)

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↑「スズメバチ」対策用グッズを増強しました

(追記その7)
 今回の一件により、普通の人よりアナフィラキシーショックのリスクが高くなってしまったと思われることから、スズメバチの活動が活発な期間(10月末頃まで)の山行携帯用として、スズメバチ用殺虫剤「スーパー スズメバチ ジェット ミニ」スプレー(¥1,260)と、すでに所有している「インセクト ポイズンリムーバー」よりも毒を吸い出す力が強そうな「エクストラクター ポイズンリムーバー」(¥3,150円!)を“勢い”で新たに購入してしまいましたが、何年か後には“喉元過ぎれば”すっかりその“痛さを忘れて”、またもや「宝の持ち腐れ」となってしまうかもしれません(笑)

(追記その8)
 “勢い”で購入してしまった「スーパー スズメバチ ジェット ミニ」スプレーですが、平地での使用ならともかく、実際に山行で使用するにあたっては、若干“難点”があるように思われます。
 それは山用品店で時折みかける「熊撃退用スプレー」にも言えることなのですが、撃退の対象となるスズメバチや熊は、山の中を歩いているとき突然遭遇するケースが多いと思われることから、多少なりともその危険性がある場合には、ザックの中に入れて携行するのではなく、常時手に持って携帯していないと咄嗟の場合にはほとんど役に立たないのではないか?ということです。
 スズメバチや熊が現れてから、“よっこらしょう”とザックを下して、中からスプレーをガサガサと取り出している間、眼前のスズメバチや熊がおとなしく待っていてくれるとは到底思えません。
 かといって、行動中ずっと手に持っているというのは非常に億劫であり、また常時片手をふさいで山を歩いていると、つまずき等で誤って転倒した際に受け身が不充分となり、手首や肘の骨折など大きな怪我を負うリスクが高くなることから、実際の山行ではザックの外部ポケットもしくはウエストバッグなどに入れて持ち歩くことになるため、突然のスズメバチの急襲に対してどれだけ実効性があるのか(薬剤が効くか否かということではなく、いざという時にとっさに使えるか)不確実な面があるのは否めませんが、それでも“気は心”で、とりあえず当面の間は山に携行したいと思っています。
 まぁ、スズメバチでも熊でも、できるだけ遭遇しないようにするのが一番の対処法なのですが、それを極めてしまうと「山には登るな!」ということにり、「本末転倒」となってしまうため、なかなかに難しい問題です(^_^;)

ちいさい秋みつけた 

カテゴリ:山行 富士山周辺

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↑“ちいさい秋”を見つけました

 まことに遅ればせながら、“祝 世界文化遺産登録”記念山行(個人的)として「クリアな富士山を観に行こう」と、「明日は乾燥した晴天になるでしょう」という天気予報を信じて(真に受けて^_^;)、8月の末に一人(単独行)で山へ出かけました。
 日頃の運動不足がたたり、前々日に登った尾瀬至仏山の疲れがまだ残っていたため、極力お手軽なルートで、かつ、できるだけ間近から富士山を眺めたいという条件からチョイスした山は、山梨県の「紅葉台~三湖台~足和田山」でした。

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↑ススキがそよぐ三湖台から眺める青木ヶ原の樹海 奥には本栖湖

 紅葉シーズンには多くのハイカーで賑わう人気のルートですが、夏の終わりのこの時期は(ウイークデーということもあり)、歩いている人の姿をほとんど見かけず、静かな山歩きが楽しめました。
 登山道はまだ木々の緑が濃く、尾瀬ヶ原のような秋の気配はあまり感じませんでしたが、それでも山の尾根ではススキの穂が風に揺れ、かなり先走って(笑)紅葉した落ち葉などもあり、秋の足音が微かに聞こえました。
 お目当ての富士山は、富士急行線の車内からはまだ綺麗に見えていたのですが、登り始めた頃には山頂部が白い雲に覆われ、紅葉台に着いた頃には裾野の方まで隠れてしまい、間近からその秀麗な姿を拝むことが出来ず、「クリアな富士山を眺める」という本山行の目的を果たすことは残念ながら叶いませんでした。

 JIN記

 ↓続きに写真が少しあります

秋風そよぐ尾瀬ヶ原へ 

カテゴリ:山行 日光・尾瀬

 8月下旬、一人(単独行)で尾瀬の至仏山に登ってきました。

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↑至仏山の中腹から望む尾瀬ヶ原と燧ケ岳

 昨夏、久しぶりに燧ケ岳に登り、尾瀬ヶ原を東の端から眺めたので、「ようし!今夏は西の端から尾瀬ヶ原を眺めてみようじゃないの」というシンプル(ていうか単純)な動機から、久しぶりに至仏山に登ることにしたのでした(^_^;)

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↑湿原は「夏色」から「秋色」へ“衣替え”しつつありました

 尾瀬は花の季節も終わりに近づき、盛夏には木道に列をなして歩いていたハイカーの姿も、かなり疎らとなっていました。
 湿原の草紅葉が始まる9月の中頃までは、静かな尾瀬を楽しむには良い時期となります。
 湿原を渡る風はかなり涼しく、尾瀬ヶ原はすでに秋の気配が漂っていました。

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↑池塘の水鏡に映る青い空と白い雲

 前回、至仏山に登ったときは夜行日帰りの強行日程であったため、鳩待峠からの「弾丸ピストン登山」でしたが、今回は尾瀬ヶ原の西の端に位置する「山の鼻」地区の山小屋に泊まり、翌日至仏山に登頂し、小至仏山を経て鳩待峠に下山する「ゆったり登山」の行程としました。

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↑朝霧に包まれる尾瀬ヶ原

 「山の鼻」と至仏山の山頂を結ぶルート(東面登山道)は、登山道の荒廃や高山植物への影響から一時期(といってもかなり長い間)閉鎖されていましたが、現在は5月上旬から6月下旬の約2カ月間を除いて通れるようになっています。
 ただし、グリーンシーズン(無雪期)は、「山の鼻」から山頂への「上り専用」で、山頂から「山の鼻」へは下山できません。

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↑「山の鼻」(手前)から「見晴」へと伸びる木道

 東の燧ケ岳が火山の噴火でできた山であるのに対して、西の至仏山は岩石が隆起してできた山であるため、山頂一帯は「蛇紋岩(じゃもんがん)」という岩が露出しています。
 この「蛇紋岩」は“滑りやすい”という性質があるため、ウエットなときはもちろんのこと、ドライな状態でも靴底がスルッと滑ってしまうので、登山の際は大変難儀してしまうのですが、悪いことばかりというわけでもありません。

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↑「山の鼻」~「牛首」周辺は池塘が多く点在しています

 「蛇紋岩」は“植物の生育を阻害する”という特異な性質も有していることから、至仏山はその影響を受けて周囲の山々に比べて森林限界となる標高が低くなっています。
 そのため、登り始めて1時間も経たないうちにハイマツ帯となるので、尾瀬ヶ原や燧ケ岳などの山々を展望しながら登ることができます。

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↑「高天ヶ原(たかまがはら)」から望む尾瀬ヶ原と燧ケ岳

 「山の鼻」から約3時間をかけて登り、たどり着いた標高2,228mの山頂からは、幸い良いお天気に恵まれたこともあり、西に尾瀬ヶ原や燧ケ岳、東には谷川岳や巻機山などの上越国境の峰々、北は平ケ岳や越後駒ヶ岳、南には武尊山や日光白根山など、ぐるり360度の大展望を楽しむことができました。

 JIN記

 ↓続きに写真があります