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紅葉の尾根の静かな山歩き――丹沢山 

カテゴリ:山行 丹沢

11月23日、K藤さんと2人で丹沢山(1567.1m)に登ってきました。塩水橋~堂平~丹沢山と登り、天王寺尾根を下ってきました。

0911大山三峰方面、工藤
 ↑長尾尾根の向こうに大山。その左に三峰の稜線が

紅葉の季節の三連休。ヤビツ峠あたりの賑わいから推測するに表尾根、大倉尾根はさぞかし混雑していたことでしょう。しかし、私らはバスの通わない東面からのマイナーコース。とても静かな山歩きを楽しむことができました。

堂平のブナ林(「かながわの美林50選」のうちのひとつだそうです)では「新緑のころにきたらさぞかし…」と前回(07年11月)来たときと同じことを考えました。

朝、集合場所の秦野駅南口からは白い富士山がきれいに見えていましたが、丹沢山の山頂に着いてみたら雲の中でした。残念。

その代わり、途中の尾根からの景色は、いつもの丹沢と違う裏の顔、とでも言いましょうか。長尾尾根の向こうに三ノ塔、大山がそびえ、大山北尾根や先週ヤマニテのメンバーが登った大山三峰の稜線が、空との境をぎざぎざに描いて印象的でした。

今回の塩水橋~山頂の高度差は約1100m。大倉~塔ノ岳の1200mには及ばないものの、結構登りでのあるコースでした。翌朝の階段の上り下り、ちょっと腿が痛かった私です。

はせ

【タイム】秦野駅8:00(車)~塩水橋9:00~堂平10:10~丹沢山11:50-12:45~天王寺尾根(堂平との分岐)1:05~天王寺峠2:10~本谷橋2:20~塩水橋2:45



↓写真あり
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午後の陽だまり散歩――秦野・弘法山 

カテゴリ:里山ニテ

日にちがたって報告が遅くなってしまいましたが、11月15日(日)、秦野の弘法山を歩いてきました。

0911みかん畑
↑弘法山近くのみかん畑。

この日、山岳会ヤマニテは7人で大山三峰を登っていたのですが、私は午前中用事があって参加できませんでした。そこで午後、ひとりで近くの山を歩いてこようと思いつき、出かけたのでした。

前回来たときもアレッと思ったのですが、権現山山頂のバードサンクチュアリが人でいっぱいです。施設(といっても木製の壁に穴があるだけですが)は前からあったと思うのですが、こんなに人はいなかったような。雑誌かなにかで紹介されたのでしょうか。

弘法山の先のみかん畑で、みかんを売っていました。子供たち4人ほどで店番の手伝いをしていました。一袋200円です。土産に2袋購入しました。

2時くらいに登山口を出発し、3時半までには鶴巻温泉に着いていました。弘法の里湯でひと風呂浴びて帰りました。

はせ

↓写真あり


日本山岳の美を地殻からひも解く解説書 

カテゴリ:本の紹介

「日本の山と高山植物」(小泉武栄著、平凡社新書 760円+税)

日本の山と高山植物


 何気なく買った本でしたが、日本の山の美しさを、表層の美とするなら、深層の複雑さがその美を作りだしている内容に素直に共感しました。世界に誇れる日本の山の美しさに魅かれた著者が、日本列島の成り立ちから地殻の構造、岩石、斜面や土壌の性質をフィールドワークも経て解明し、登山者に近い視点から、最新の地理学や地学の成果も紹介しながら優しく語っています。小泉さんは労山の「登山時報」にも長年にわたって連載をしていたとか。うーん、気がつかなかった。

 読むと一定なるほどと理解できますが、学説をここに紹介するのは私の理解力では困難です。那須火山帯だとかの分類は現在使われていないとか、中学、高校で学んだ知識がかなり陳腐化して役に立たないことだけはわかりました。そして、地震研究でも使われているプレートテクトニクスによる造山活動説の成果が火山分布に根拠をもたらしているなど、興味深い内容もありました。

 高山植物と地質の関係なども日本の山の成立の複雑さに大きく規定されているといいます。太古の歴史と複雑な経路を経て日本に定着した高山植物は、貴重な国宝級の天然記念物であり、高山植物を盗掘する行為は、法隆寺の仏像を盗むと同じ行為などの表現は、研究者ならではの理解から来るもので、私たちも広く深い意味からも、植生保護や山岳保護を心掛けないといけないと思いました。

 小泉さんも述べていますが、これだけお世話になっている山岳についての基本的な知識は、もっと学校でも社会でも学ぶべきだろうと思いましたが、知識だけを問う地学の教え方が問題でもあったんだろうとは思いますが。

 限られた紙数のため、物足りない記述もありますが、日本山岳のきれいな景色と高山植物を別な面から眺めるのには良い読みものだと思います。ただ書名があまりにもべたなのでそうは売れないかな。

 蛇足ですが、途中の章扉に北岳固有種のキタダケソウの写真に山口不二雄氏提供とあり、学生時代の恩師と同じ名前なのでびっくり。彼も畑は違っても地理学専攻の教授ですからおそらく同一人物でしょう。ネットで検索すると既に定年退職、長野に移り住み、根子岳の風力発電反対運動では活躍したとか。意外なつながりにまたまたびっくりしました。
                                                        (ねこ)

山から下りて入る店 その7 「むぎとろ つたや」(京王高尾山口) 

カテゴリ:山から下りて入る店

11月3日、高尾山(599m)の山頂近くの秘密の場所で会恒例の「いも煮会」をやりました。最近入会したO野さんの歓迎会も兼ねて。10人参加。

「いも煮会」といっても、今回作って食べたのはキムチ鍋。芋なしのいも煮会ですね。アサリのだしが利いて豚肉、鱈などの味を引き立て、とてもおいしく、好評でした。

それにしても高尾の人出といったらすさまじいですね。高尾山口駅からケーブルカー清滝駅まで押し合いへし合いの人の波。その先歩いた6号路も切れ目なく行列が続いていました。

「初詣山行」と称して毎年1月4日くらいにヤマニテは高尾山に来ていますが、「正月4日より人が多いな」とハーリー。ミシュランと紅葉の相乗効果でしょうか。

さて今回山から下りて入ったのが、この蕎麦屋「むぎとろ つたや」です。店に入った9人のうちS木さんがトロロそば、他はざるそばをいただきました。

実は山頂でキムチ鍋を食べながらビール、日本酒、ワインなどを飲んでいたので、稲荷山コースを下ってくるうちに結構酔いが回り、蕎麦屋に入るころにはかなり出来上がっておりました。

だから蕎麦がどんなだったか私よく覚えていません。カメラを取り出すことも思い付かなかったので、写真もなし。

ま、とりあえずこんなお店に入ったよ、ということで。

はせ

熊井啓著「映画『黒部の太陽』全記録」 

カテゴリ:本の紹介

「映画『黒部の太陽』全記録」熊井啓著、新潮文庫、705円+税

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私、9月に剱岳に登ったとき扇沢から関電トンネルのトロリーバスに乗って初めて黒四ダムを見ました。ケーブルカーに乗り継ぐために通り過ぎただけでしたが、観光放水をしていて、実に壮観でした。こんな山の中にダムを造るのは大変だっただろうなあと、なぜか中島みゆきの歌が鳴り響く頭の中で考えたものです。

さて本書は、1968年に公開され三船敏郎、石原裕次郎競演で大ヒットとなった映画「黒部の太陽」の企画から完成に至るまでのドラマを、熊井啓監督(1930~2007)自らが約40年の時を経て記録したノンフィクションです。

映画「黒部の太陽」は黒四ダム建設のための資材を運ぶ関電トンネル掘削をめぐるドラマ。特に全長82mの破砕帯をどう突破するかが一番の見どころになっています。

実際の黒四ダム建設を巡るドラマとは質と中身が違うにしても、映画完成までにはさまざまな困難が待ち受けていました。五社協定の壁、配給問題、困難を極めたトンネルセットでの撮影、十数人の負傷者を出した事故…。

三船プロダクションと石原プロモーションによる製作で、既成映画5社以外のいわゆる独立プロによる作品のため、既得権益を守ろうとする日活や東宝などによる圧力はすさまじく、とりわけ日活社員たる熊井啓監督には解雇の処分も一時下されたとか。

そのようなさまざまな困難を乗り越えて作られた映画の製作過程そのものが、まさに「プロジェクトⅩ」です。

この本の後半は映画のシナリオが掲載されています。キャスト表を見ると、三船、石原をはじめ、そうそうたる俳優陣が出演しています。滝沢修、志村喬、佐野周二、辰巳柳太郎、宇野重吉、芦田伸介……。みーんな亡くなっています。40年以上前の作品ですからねえ。

↓続きあり。

1カ月のごぶさた――紅葉の大山へ 

カテゴリ:山行 大山

11月1日、イタツミ尾根往復で大山に登ってきました。9月23日に登って以来1カ月ちょっとぶり。

イタツミから金毘羅尾根の紅葉
 ↑イタツミ尾根上部の展望の開けた場所から、金毘羅尾根方面を望む

紅葉真っ盛りで、大山も大賑わいでした。山頂では日が差して暑いくらい。でも雲で富士山など遠くの展望は利かず、残念でした。

はせ

↓続きに写真があります。

君恋温泉から扇山・百蔵山 

カテゴリ:山行 中央線沿線

君恋温泉からの日の出

 10月31日16時30分に四方津駅を出発。大野貯水池から中央高速を越える頃には真っ暗。月明かりの中、旧甲州街道犬目の宿を越えて君恋温泉に18時前に到着。翌朝は、富士も見事にみえましたが、ご来光が見事でした。桂川の谷筋もうっすらと靄がかかり、東山魁夷的で素敵でした。これで、今回の目的の8割は達成した感があります。君恋温泉の宿泊は初めて。4人で泊まりましたが、計12畳で、食事室は別室、隣には宴会場もあり、外からは想像できないくらい広かったです。入浴時に出してくれた味噌田楽は出ませんでしたが、快適な一夜でした。出発の時には、採りたての柚子を一人7個くらいいただきました。二食付6500円です。
 11月1日8時過ぎに出発。宿の脇から扇山への道は復活してました。不動の滝、犬目丸方面の分岐と静かな山道で1時間半で山頂。百蔵山へはかなり長く下りました。直前の急登に少しばてました。逆光ですが、富士は大分近づいた感じです。11時40分山頂。とにかく暑い日でした。山頂の西側から下山しました。こちらは浄水場経由より歩きやすいです。50分で車道にでましたが、ここからも暑くてかないませんでした。途中「猿橋」を見て、14時前に駅到着。猿橋駅前には何も食べる場所がなく、ガッカリ。駅には売店もビールの自販機もありません。みなさんも猿橋に下山する時は気をつけてください。(ねこ)

10月の連休は北岳に行きました 

カテゴリ:山行 南アルプス

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少し報告が遅くなりましたが、10月の11-12日の連休で、南アルプスの主峰、標高日本第2位の北岳に登ってきました。

通常北岳は朝から登りはじめ、頂上直下の肩ノ小屋や反対側にある北岳山荘に泊まるのが一般的ですが、今回は装備を軽くした早駆け山行を行うべく、初日は途中にある白根御池小屋までとして、二日目の12日早朝に小屋を出発し、大樺沢から八本歯のコルを経由して山頂に至りました。

小屋は思ったほどの混雑は無く、新しくできたばかりの小屋で快適な夜を過ごし、北岳へのアタックは使わない着替えなどの荷物を小屋に預けて、軽装で往復することが出来ました。

(杉山 記)

【コースタイム】

11日 芦安10:30=(乗り合いタクシー)=広河原11:00-14:00 白根御池小屋(泊)

12日 白根御池小屋 4:20-二股 5:15-上部二股 6:40-八本歯のコル7:30 -山頂 9:35 -肩ノ小屋 10:05 -草滑り-11:30 白根御池小屋 12:20-14:00 広河原 15:30=(乗り合いタクシー)= 16:00 芦安

続きに写真があります。