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乗鞍岳で御来光を見てきました 

カテゴリ:山行 北アルプス

杉山です。

先週末の8/22、乗鞍岳に登り、久しぶりに山頂で御来光を見てきました。

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乗鞍岳剣ヶ峰から望む御来光


今年の夏は天候不順で7月末に行った白山、御嶽山、8月上旬に行った中央アルプスの木曽駒ヶ岳などは、いずれもすっきりとは晴れませんでしたが、今回は何とか良い天候に恵まれ、夕日と星空、御来光を望むことが出来ました。

中央線豊田駅に22日の朝9時集合、メンバーはY浦さんと私の2名。Y浦さんとは先月の御嶽山に引き続き日本の3,000m峰踏破の一環です。

途中、中央道の渋滞などに遭遇しながら、乗鞍岳の三本滝駐車場には午後2時半まえに到着。肩ノ小屋入り口までは路線バスで登るためバスの時間を確認したところ、約1時間待ち。ゆっくり支度をしながらバスを待っていると、山頂の畳平へ送迎に行くタクシーの運転手から声がかかり、バス代で肩ノ小屋入り口まで載せてもらうことになりラッキーしました。

肩ノ小屋入り口のバス停から肩ノ小屋までは約20分の登り。スキーヤー有名な雪渓は既にだいぶ小さくなり、雪の切れた岩場をあるきました。それでも雪渓では残った雪を広いながらスキーヤーが練習をしていました。

肩ノ小屋は思ったほどの混雑はなく、小さめの個室に二人で泊まりました。夕食の時間になると、どこにこんなに人がいたのかと思うほど食堂は一杯。団体客が大部屋に入っていたようです。
夕食の時間が午後6時からなので、丁度夕日の時間帯と重なってしまいます。夕食を早めに済ませて、夕日の撮影に出かけました。

乗鞍岳を登る目的だけであれば、バスを利用して日帰りも十分に可能ですが、ここの小屋の売りでもある夕日と朝日を見るためには、小屋に泊まる必要があります。今回は新月過ぎと言うこともあり、夜は星空が期待できます。
しかし期待していた星空は、夜消灯となる午後9時まで粘りましたが、雲が多く写真にはなりませんでした。明け方午前4時頃には雲も切れて、明るくなりかけた夜空には冬の星座がよく見えました。

午前4時すぎに小屋を出発、山頂までは約40分。山頂では雲の間からご来光が望めました。空気が澄んでいたため、北アルプス、八ヶ岳をはじめ、白山や浅間山など、多くの山が望めました。

下りは、小屋を7時40分過ぎに出発。途中沢の中を歩いたり、あまり踏まれていない登山道を歩きながら、予定してた登山道が台風の影響で崩壊していて通れないアクシデントもあり、午前11時半すぎに駐車場に到着しました。

帰りは乗鞍高原にあるゆけむり荘で白濁温泉を堪能してから、帰路につきました。

写真は続きのページをご覧下さい。

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山を登らない人に山の楽しさをどう伝えるか――「山登り始めました めざせ!富士山編」 

カテゴリ:本の紹介

本の紹介です。

「山登りはじめました めざせ!富士山編」(鈴木ともこ著、メディアファクトリー刊、1100円+税)

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最近の書店では、まんが本はビニールコーティングされていて、立ち読みできないようになっています。だから帯のキャッチコピーは大事で、気になる! 買ってでも読みたい!と思わせるような惹句に出会うと、つい財布のひもが緩むのですね。

前に紹介した「悩んだときは山に行け!」(鈴木みき著)も、本屋でぱらぱらめくって見ることができれば買わずに済ましていたのでしょうが、帯にあった「山ではかっこよく見える男子も街では…」「おじさんにナンパされない方法」などの文句が気になって仕方なくて、でもビニールが邪魔して読めなくて、つい買ってしまったのでした。

さて本書「山登りはじめました めざせ!富士山編」も、「悩んだときは山に行け!」と同じく女子向けの登山コミックエッセーです。

山登りのどこがいいの?と聞かれて、著者は一応、こう答えるといいます。①ダイエット&メタボ対策②ストレス発散&プチ鬱解消③健康アップ&デトックス④絶景⑤かわいいアウトドアファッション⑥下山後の温泉&ビール……と。

「でも、何かが違う。それだけのために登っているんじゃないんです!」「こんな(ダラーッ、ボケーッ)私が、なぜ山に登る(シャキッ)ようになったのか、山登りの世界をどーんと紹介します」(はじめに)。

友だちの誕生パーティー会場に選んだ高尾のビアガーデン。足を伸ばして登った高尾山をきっかけに、木曽駒ケ岳、立山、尾瀬・至仏山、鎌倉アルプス、富士山、丹沢・塔ノ岳…と登っていきます。

それらの山々を紹介し、山登りの楽しさを伝えようとしています。で、それはかなり成功しているように思えます。

富士山登頂のための秘策(五つの登頂成功大作戦)、などはたいへん参考になりました。塔ノ岳編では塔ノ岳登頂3000回の「チャンプ」氏も登場。塔ノ岳ではいまや有名人ですよね。私もお見かけしたことがあります。

難を言わせてもらえば、おじさんの描き方が汚く(バーコード頭に黒ゴマを散らしたような薄汚れた感じの頬ひげ)、類型的。もっと素敵なおじさんも山にはいますよ、と申し上げたい。

漫画というのは、登山を表現するのに有効な手法なのかも、と2作を読んで考えさせられました。文章と写真で表現するよりも、漫画のほうが、山の楽しさ、山の空気、山の位置・概念などが不思議とよく伝わるような気が…。写実的でない分、読み手が想像力で補ってくれるからでしょうか?

そういえば山のコミック「岳」(石塚真一)や「孤高の人」(坂本眞一)が、わが会でも例会などで話題になっていました。T島さん、K会長、ブログに紹介、というか評論・感想をぜひ書いてください。

はせ


岩場のスリルと高原の雰囲気を満喫――最悪のギョーザで締めた乾徳山山行 

カテゴリ:山行 中央線沿線

8日、乾徳山に行ってきました。
参加者はY浦リーダー、T本さん、K藤の三人。以下その顛末記です。

8時1分発の甲府行き普通電車は,立っている客もなく、この時期意外に空いたまま塩山へ。

はじめから登山口へはタクシーと考えていたので、乗るつもりでタクシーに近づいて乾徳と告げたら、「大平」ですか「徳和」ですかと聞かれました。こちらは徳和集落と考えていたのですが、待てよ、時間短縮ができると考えて「大平牧場」に。前に一度訪れたような気がします。

歩き始めて大きな看板が現れます。「乾徳山登山口」と立派に書かれています。この道が国師が原に通じるものだと思い込んでいたら、歩き始めて1時間ちょっとで月見岩、つまり扇平に出ました。

Y浦氏が盛んに磁石を覗いていましたが、小生が一顧だにせず前にある登山道をひたすら歩いていたらそうなってしまったのでした。国師が原に出るのだったらもう少し早く出るものだと思っていたので、自身納得しましたが、やはりじっくりコースを地図で確かめるべきでした。

月見岩でしばらく地図とにらめっこして、また登り始めます。村上春樹が大好きなY浦氏とT本さんが「1Q84」の話題で盛り上がっていました。小生はまだ読んでいません。村上春樹は読んでいるときは確かに夢中になります。「海辺のカフカ」も夢中で読みました。しかしおもしろかったことは覚えているのですが、後でどんなストーリーだったかさっぱり思い出しません。不思議な小説と小説家です。

後ろをT本さんが快適についてきていたので、こちらも余裕で登っていました。一昨年10月KさんとCさんとこの山に登っているので、まだ記憶が鮮明です。危険箇所が三つ。最後は有名ですが、その前にもいくつかあります。岩場を慎重に登ります。

まず、小生が登って、後ろでY浦氏が見守る中、T本さんが登ります。後で聞くとT本さんはこのとき「このままここで待ってます」と言いそうになったとか。そんなことは微塵も感じさせず、鎖を伝わってどんどん登ってきました。

頂上はガスっていて残念だが何も見えません。それでも昼食を30分とって、反対側から下山開始。最初はとても歩きづらい急坂で、木につかまりながら慎重に下ります。沢沿いを過ぎると安定してきます。

国師が原の休眠小屋でコーヒーにしました。白樺がきれいとT本さんが感激しています。小生とY浦氏は中でコーヒーを沸かしました。20年前この小屋がまだ営業中で牛乳を飲んでおいしかったと思い出話に花が咲きました。それくらい我々も年をとったということでしょうか。映画「タイタニック」に回想シーンが出てきますが、華やかではないにしても、この小屋にも全盛期があっただろうなと感慨にふけったのでした。

徳和の集落に着いたら、なにやらかまびすしい様子。自民党が宣伝していました。バス停に着いたらこの地区の衆議院議員が演説始めるそうです。バスを待つ間、聞くともなく聞いていたら、 我々を見て意識したのか「登山道の整備」を言い始めました。アドリブで加えたのか、よくわかりませんが、選挙目当てだけにしてほしくないものです。

帰りは「花かげの湯」に寄るつもりだったのですが、バスを乗り過ごしてしまい、塩山に着いてしまいました。駅前で入浴施設を聞いて訪ねたのが「宏池荘」(0553-33-2033)。間違いなく温泉で、冷たいほうが源泉。沸かしているそうですが、この源泉の湯温26度がなんともぬるま湯で「チョー気持ちいい」。お風呂上りで三人とも「病みつきになりそう」。またぶっきらボウな温泉宿の親父が「桃もってけ」と。大変得した気分。やはり地方には人情が残っていますね。

ただ最後に入った食堂は最悪。店のセレクトにK藤が失敗しました。いつだったか赤湯に行ったときの駅前のラーメンがまずかったのを思い出します。最悪のギョーザで、ノルマの2個を小生は食べ切れませんでした。Y浦様、T本様ごめんさい。

(K藤)

思ったより快適、爽快に歩けました――真夏の筑波山 

カテゴリ:山行 常陸

8月1日、茨城県の筑波山へ登ってきました。T所さん、K藤と3人。
深田百名山に入っているとはいえ、900mに満たない山。8月に登るのにふさわしい山かどうか頭の中でちょっと「?」印が付いたのですが、久しぶりのK藤さんからのお誘い、喜んで乗らせていただいたのでした。

バスからの筑波山
↑バスの中から見た筑波山(帰りに撮影)

K藤さんはゴールデンウイークの大菩薩以来、3か月ぶりの山登り。この間、山への足をストップさせていた「家庭の事情」も、前進的な方向で片が付き、晴れ晴れとした表情での「復帰登山」となりました。K藤さんは筑波山には昨年Y浦さんらと1度来たことがあるとか。

T所さんは、麓のつくば、土浦方面には仕事で何度も足を運んだことがあったものの、筑波山自体は初めてだそうです。

私(はせ)は、04年6月に会議の用事で筑波山神社近くの宿に泊まったとき、ケーブルカーを利用して登ったことがあるのですが、下から通して登るのは今回が初めて。今回秦野からはるばる3時間かけてやってきたのも、一度下から登ってみたいと思っていたからであります。

つくばエクスプレスの終点、つくば駅からシャトルバスに揺られ50分、つつじケ丘から女体山(筑波山東峰山頂)をめざします。この日は曇り空で、行動中はだらだら汗を流したものの、時々涼しい風も通って比較的歩きやすく、快適でした。

山頂は気温20度とややひんやりしていました。女体山と男体山の間の広場の茶屋の前では、がまの油売りの口上の実演が行われていました。この地元保存会のおじさんたちの熱演、「第61回がままつり」のイベントだそうですが、ちょっと素人臭く、聞いているほうが身の置きどころがないような感じでした。

下山は筑波山神社へ通じるケーブルカーに沿った道。巨樹巨木がいたるところに見られ、歴史と風格、奥深さを感じさせる登山道でした。道が湿って滑りやすくなっていたため、T所さんがすってんころりん。眼鏡が吹っ飛び鼻血を出すというアクシデントがありましたが、骨や筋、そして眼鏡のレンズには異状なく、不幸中の幸いでした。

下山後、K藤さんが前回来て知っていた旅館の風呂(7階の展望露天風呂。展望絶佳!)に浸かり、さっぱりして帰途に就きました。

三郷市在住のK藤さん。つくばエクスプレスのおかげで筑波山には手軽にアクセスできます。「きみにとっての大山は、自分にとっては筑波山。これから気軽に通うことにしよう」と決意を語っていました。ぜひそうしてください。私も大山通いに精を出します。

はせ

↓写真あり。