猛暑の中の汗だく登山。でも、山頂は涼風が。ヒグラシの鳴き声に寂寥感も――鍋割山 

カテゴリ:山行 丹沢

7月15日、丹沢・鍋割山に3人で登ってきました。

この連休、鳳凰三山、南八ヶ岳にそれぞれヤマニテの仲間(Oさん、Tさん)が単独で入っていましたが、私たちは安・近・短、そして低・暑・汗の日帰り路線。おじさんメンバー(はせ、ヤマ、ハーリー)3人のお気軽旅でした。

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表丹沢県民の森に車を停め、櫟山→栗の木洞→後沢乗越→鍋割山のコースで登りました。

「こんなに晴れなくていいのに!」というくらい晴れて、気温もぐんぐん上がる真夏日激暑のなか、大いに汗をかき&絞りの登山でした。

山頂に着いて、そこはさすがに1200mの稜線。吹く風にそこはかとなく涼しさが。目をつぶれば八ヶ岳や鳳凰三山の森林限界から上の世界にいるような(それほどでもないか)。

鍋割山荘名物・鍋焼きうどん(1000円の)は今回ヤマさんとハーリーはパス。私だけ食べました。タイミングが良かったのか、あまり待たないで食べられました。

とても具だくさんな中で、かぼちゃの天ぷらがいい味出してるなぁ、と(今回も)思いました。甘い味付けも疲れた体にGOODです。
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下りは後沢乗越まで往路をたどり、そこから二俣→表丹沢県民の森と帰ってきました。

ヒグラシがあちこちで鳴いていました。寂寥感あふれる蝉の声。夏の終わり、夏休み終了まであと○日。宿題終わってない、夏の思い出も作れてない、あの焦燥感を思い起こさせるうら寂しさ。本人?にそんな意図はないかもしれないけど、役者やのーと思いました。

下山後は渋沢のスーパー銭湯・湯花楽で汗を流し、秦野の居酒屋しゃかりきへ。明るいうちから飲めて、まるで昼のセント酒みたいでした。

「申し訳ない!」

(はせ)

表丹沢県民の森8:55―櫟山9:35~9:45―栗の木洞10:00―後沢乗越10:30―山頂11:40~12:35―後沢乗越13:20―登山口13:35―二俣13:55―県民の森14:15
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満開のシロヤシオを堪能――静かな石棚山稜から登った檜洞丸 

カテゴリ:山行 丹沢

5月28日、西丹沢・檜洞丸(1601m)に登りました。この時期が旬のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)を見に。

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↑満開のシロヤシオ。今年は平年(5月20~25日)より1週間くらい遅いようです

ヤマニテのメンバーに声をかけたのですが、忙しかったり風邪気味だったりと都合悪い方が多く、結局私と娘の2人のみ。期せずして父娘登山となりました。

いつものツツジ新道往復だと「またか」の感があり、それにこの花の時期は相当な人出が見込まれるので、ちょっとでも人が少なそうなマイナーなコースを、ということで箒沢公園橋(大石キャンプ場入口)から石棚山稜を登りました。

石棚山稜はブナやモミの巨樹巨木が多く原初の山を思わせる「もののけ姫」的な奥深~い雰囲気。そして新緑が目にまぶしい、なかなか楽しいコースでした。何よりツツジ新道と違って行きかう人が少ないのが良かったです。少々長かったけど。

頂上付近はシロヤシオがちょうど見ごろでした。清楚な白い花が今を盛りと咲いていて、見事でした。

山頂は、思った通りツツジ新道から登ってきた人たちで激混みでした。特に神奈川県の高校山岳部の皆さんが集中登山で来ていたようで、「E班」「F班」がそれぞれ30~40人(もしかしてA~D班もいたのでしょうか)。

予報では「晴れ」となっていたのに、この日は曇り。ときどき晴れ間はのぞきましたが、山頂付近から見えるはずの富士山は望めませんでした(残念)。

帰り、中川温泉「ぶなの湯」に寄るつもりだったのですが、行ってみたら「都合により臨時休業」の貼り紙。仕方なく秦野に戻って「湯花楽」に寄りました。

今回登り4時間、下り2時間半。久しぶりに、いやー歩きました。

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↑近寄ってみるとこんな感じ

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↑トウゴクミツバツツジもきれいに咲いていました

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↑山頂付近の木道の周りはコバイケイソウの群落が

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↑山頂の碑の前で

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↑下ってきてゴーラ沢出合でヨガタイム。私にはこんなの無理!

はせ
(今回17回目の檜洞丸でした)

秦野の自宅6:35→(車)→西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)※自転車デポ→箒沢公園橋(大石キャンプ場入口)駐車、出発7:50→板小屋沢ノ頭9:30→ヤブ沢ノ頭10:25→石棚山10:35→テシロノ頭11:10→同角山稜との分岐11:15→ツツジ新道との分岐11:30→檜洞丸山頂11:50~13:10→石棚山稜との分岐13:30→(ツツジ新道)→展望園地14:10→ゴーラ沢出合14:50~15:00→西丹沢ビジターセンター15:40→(自転車)→箒沢(車を回収)→西丹沢ビジターセンター→秦野

さわやかな風の中で山頂宴会――ワインまつり2017 

カテゴリ:山行 丹沢

ヤマニテ恒例のワインまつり。5月14日に今年も秦野の弘法山公園・権現山山頂付近で開催しました。山の上でおいしいものを食べよう!という企画です。13人が参加しました。

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↑カンパーイ!

これまでいつも買い出しに使ってきたヨーカ堂秦野店が3月に閉店となったため、初めてイオン秦野店(ちょっと遠い)で買い物しました。でもノブさんの車でのご協力もあってスムーズにいきました。ノブさんありがとう!

この日は曇りがちで、山頂から富士山や箱根連山は見えませんでしたが、澄んだ空気のせいか相模湾に浮かぶ江ノ島がくっきりと見えました。緑が目にまぶしく、風も涼しくていい感じでした。

さて料理ですが、

サラダ、タンドリーチキン、ピクルス、豚汁、秋刀魚焼き、焼肉、焼きそば、イチゴ…どれも美味しかった!

鶴巻温泉に下山後、弘法の里湯につかったあとは、有志4人で「吉田類の居酒屋放浪記」ごっこしました(*^_^*) 居酒屋五郎兵衛(ごろへい)でした。

はせ

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↑机に並んだ料理の数々。
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↑彩りも楽しいサラダです
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↑バゲットにバターやチーズを乗っけて食べました
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↑Mさんが作ってきてくれたタンドリーチキン。うまい!

(豚汁、秋刀魚焼き、焼肉、焼きそば、イチゴ…の写真はありません。肉を焼くのと飲食に忙しくて撮るひまなかった…)

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↑片付け終わって、鶴巻温泉へこれから下山。

イグルー泊雪山登山、やってみたい!――米山悟「冒険登山のすすめ: 最低限の装備で自然を楽しむ 」 

カテゴリ:本の紹介

読みました。

「冒険登山のすすめ: 最低限の装備で自然を楽しむ 」(米山悟著、ちくまプリマー新書)

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本書の前半は一般的な山登りの魅力の解説と案内ですが、後半、焚き火やイグルー作り、山スキーなど一歩進んだ冒険登山のガイドに。

登山道や道標が整備された山は公園と同じ。そこから一歩踏み出そう、と著者は言います。沢、岩、雪山の世界ですね。

特に雪山でのイグルー作りについてはかなりページを割いて詳しく解説しています。
イグルーの長所を著者はこう述べています。

「豪雪でつぶされるテントのように深夜の雪かきの必要がありません。中は雪洞のように暗くなく、ほどよい明るさです。ブロックの隙間に適度に穴があいているので、テントや雪洞のように酸欠の心配もなく、雪洞特有の湿気も溜まりません」

それでいて、雪洞と同じく気温が0度くらいと暖かいといいますから、いいことづくめですね。

コツはテントを持っていかないこと、と著者。うまく作れなければテントを使えばいいや、という退路を絶って、真剣勝負で作成に臨むこと、と。

なるほど。ぜひ実践してみたいものですが、でも、勇気がいるな〜。

ほかにも野糞のすすめ、無雪期は地下足袋で、など興味深い内容が。

著者はNHKのカメラマン。在籍した北大山岳部は、シゴキのない民主的な気風で、バイオニア精神にあふれた部だったそうです。

ナイフやノコギリ、スコップなど、お薦めのブランドも含めた購入ガイドも参考になりました。

(はせ)

意外や硬派な冒険の記録――宮城公博「外道クライマー」 

カテゴリ:本の紹介

読みました。

「外道クライマー」(宮城公博著、集英社インターナショナル刊)

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「山の嫌われ者」「登山界の異端児」を自認する「沢ヤ」の宮城公博氏。この本を読むまで全く知りませんでした。

巻末の角幡唯介氏の「解説」によると、著者は自らのブログで〈セクシー登山部〉の舐め太郎を名乗る、怪し〜い人物なのだそうです。

だから、どんなお下劣な内容なのかとワクワク、じゃなかったドギマギしながら読み始めたのですが、意外や硬派な冒険の記録でした(ときどきお下品な表現が交じりますが)。

「タイのジャングル46日間沢登り」とか「台湾最強の渓谷チャーカンシーのゴルジュ遡行」「称名廊下ゴルジュ突破」「称名滝厳冬期初登攀」など。

いずれも命がいくつあっても足りなそうな冒険の数々。

宮城氏は数年前、那智の滝を直登して逮捕された3人のうちの1人だそうです(そういえばそんな報道がありましたね)。その事件で彼は7年勤めた福祉施設を辞めることになったのだそうです。

報道だけを読むと、なんて罰当たりで人騒がせな…と思うのですが、登った本人の視点で語られると、そこに未登の滝があってパイオニアワークを求める先鋭的な沢ヤがいれば、登って当然でしょ、となります。

「サバイバル登山」の 服部文祥や「空白の 五マイル…」の角幡唯介もそうですが、こういう私などには決してできないとんがった冒険の話、実に面白いです。

しかもこの人、表現力が豊か。自然の描写や冒険の中身の語りもさることながら、心の揺れや葛藤、パートナーとの軋轢を含めた内面のドラマも。なかなか読ませます。

(はせ)