奈良・大峰山・山上ケ岳

5月3、4日、奈良県の大峰山系・山上ケ岳(1719.2m)に登って来ました。「強」さんをリーダーに、私と、同じ職場のKさんの3人。天候に恵まれ、新緑の目にまぶしい山行でした。麓はシャガの花が群落で咲いていました。

吉野から熊野へと続く縦走路「大峰山奥駈道」は、古くからの修験道の山で、04年に世界遺産に登録されています。最高峰は八経ケ岳(1914.9m)。深田百名山。山上ケ岳はその大峰山脈の最も代表的なピークです。

前日に山脈の東側の川上村・井戸にある民宿に宿泊。上谷(こうたに)という、山奥のそこだけぽっかり平らになった地形に数軒が寄り集まっているような集落(強さんに言わせると韓国映画「トンマッコルへようこそ」に出てくる桃源郷みたいな村のよう)まで車で入り、そこから登りました。

上部には伯母谷覗(おばだにのぞき)という、スパッと切れた断崖絶壁があり、そこから大普賢岳方面の雄大な展望が望まれました。2万5千図のこのあたりの道の記載は明らかに間違っていて、伯母谷覗の位置も変です。国土地理院は訂正すべきだ!と強さん。

山上ケ岳はいまだに修行のため女人禁制を貫いており、主な登路には途中に「女人結界」の門が。ここから上は女性は登るべからずと大書した看板も立っています。私たちが泊まった山頂の宿坊もスタッフはすべて男。時代錯誤もはなはだしいと思うのですが、皆さんどう思います?

翌朝5時前に、あちこちから聞こえるけたたましいホラ貝の音で目が覚めました。ホラ貝の音って、なんか、神々しさより胡散臭さのようなものを感じるのですが、それって私だけ?

往路を引き返し、下山後は麓の大迫ダム湖畔の入之波(しおのは)温泉「山鳩湯」に浸かりました。カルシウム成分が木製の湯船に茶色く付着して、まるで大理石で作ったみたいな風になっているのが不思議な感じでした。源泉掛け流し。ぬるめでしたが、いい湯でした。(は)

※写真は↓続きで。

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尾瀬至仏山山スキーに行ってきました

4月26,27日の両日で尾瀬至仏山へ山スキーに行ってきました。

26日はあいにくの天気でしたが、一瞬だけ至仏山山頂直下で晴れました。
山頂は強い風と霧で何も見えませんでした。山頂からムジナ沢に向けて
滑り出したつもりでしたが、ガスで全く方向が分からず、ムジナ沢側への
トラバース地点を通り越して滑り降りてしまい、カラ沢に阻まれてトラバース
出来ませんでした。仕方がないので、ワル沢を滑り降りて、出合いから
山の鼻へ向かいました。

27日朝、尾瀬ヶ原は霧に包まれていましたが、至仏山の斜面の登るに
つれて霧が晴れ、中腹からは雲海に浮かぶ燧ヶ岳が望めました。
山頂に着くころには霧も晴れて、眼下に尾瀬ヶ原が望めました。
山頂ではすっかり晴れ上がり、真っ青な空の下でワル沢を思いっきり
滑り降りました。

杉山 記

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赤いヤッケの男 山の霊異記

山の本の紹介です。

「赤いヤッケの男 山の霊異記」(安曇潤平著、メディアファクトリー刊、1300円)

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山を舞台にした怪談集です。『幽』という怪談専門誌(そんなものがあったんだ!)の連載をまとめたものだとか。

私は山で怪談めいた体験に出くわしたことはないし、霊もお化けも妖怪も信じない者ですが、山や自然そのものへの恐れの感情は持っています。あんな怖いものはないとさえ思います。そういう意味では、山は怪談話の絶好の舞台なのかも…。

しかも、語り口の妙というのでしょうか、あらすじだけ聞いても怖くもなんともない話が、巧みな口調や絶妙な間でもって語られると、背筋がぞぞ〜と寒くなることってありますよね。この著者、その「語り口」が抜群にうまいんだなぁ。山登りのディテールがしっかりしているのも「真実味」を増す要因かも。

ただ怖いだけでなく、不思議な話、ほのぼのといい話なども取り混ぜて、楽しませてくれました。全23話。一篇一篇は短いです。

KH

藤野町芸術の道ハイキングに行ってきました。

13日の日曜日、K子さん、はーりーと私の3人で、藤野町芸術の道ハイキングに行ってきました。

小雨が降ったりやんだりの中でしたが、新緑が柔らかで、つつじ、つばき、桜(樹齢250年の枝垂れ桜も鑑賞)などの花を楽しむことができました(Tさんが一緒ならもっとたくさんの名前が分からなかった春の花を紹介できたことでしょう)。

野外芸術は、20点近くを鑑賞しました。「周囲の空間を圧縮、または伸縮し、区切り、つけ足しながら宇宙の広がりをあらわしている」などの解説をまじめに(?!)読み、横、ななめ、後に回ったりしながら作品をながめましたが、果たしてどこまで作者の意図をくみとることができたか…。

「かえってタイトルなんかつけない方がいいんじゃない?」「なんでも芸術なのダ!!!」(K子さん) 「オブジェはともかく山里の雰囲気がいいですね」(はーりー)というのが2人の感想でした。

私は、わけのわからないものを見たり、自分の気づかないような感想を聞いたり、新しい道や町を見ると、いつもと違う脳細胞が刺激され、それだけでうれしくなります。

途中、食欲に打ち勝てず、芸術の道をそれて「レストランShu」へ寄り道(実はまだ3分の1ほど作品が残っていました)。野外のデッキで、里山の風景を楽しみながら、ワインとチーズの盛り合わせ、サラダやカレーを味わうという至福の時を過ごしました。

ここはY浦さんが、「あんなうまいカレーは食べたことがない」「また行きたい」と一年間言いつづけていたお店です。目の前の畑で収穫した野菜を駆使しての野菜創作料理が売りですが、この日は時間的にランチメニューしか味わえませんでした。

食後は店のオーナー(銀河鉄道のメーテルのような女性)が運転する車で、今月いっぱいで閉店してしまうという「五感の湯」まで連れていってもらいました。谷底にある開放的な露天風呂が魅力で(雑木林の中で湯につかっているような気分になれます!)、閉店が悔やまれました。

難をいえば湯が少しぬるいことでしょうか。今月中、土日のみ営業しているとのことですので、興味のある方は幻の湯になる前にぜひ足を運んでみることをおすすめします。

写真はレストランshuの前で
レストランshuの前で

AH記

中央線沿線の山、権現山に登ってきました。

4月12日(土)、中央線沿線の山、権現山に登ってきました。

上野原駅ホームに降り立つと、すごい数の登山者。駅前のバス停も長蛇の列で、我々の乗る飯尾行きは臨時便が何本も出ていました。

私たちが降りた「初戸(はど)」で下車したのは、ほかに3人だけでしたから、ほとんどの方は飯尾まで行ったのでしょうか。「あの大集団は三頭山あたりの花(カタクリとかニリンソウとか)狙いなのかな」などと話しましたが、真相はどうなのでしょう。

道の脇にちょうちんを飾ったりしてお祭りの準備に忙しい村人にあいさつして山道へ。ヒメオドリコソウやホトケノザ、キケマンなどが足元に咲いています。ヒノキ林に入るとニリン草も。ヒノキ林、赤松林、またヒノキ…、だんだん雑木林が多くなって、東京電力の電波アンテナの立つ雨降山へ。

ここから権現山直下の玉勢籠神社までは比較的平坦な道。神社の小屋は、中に板張りの床もあって、「入り口の戸さえ壊れていなければ避難小屋として使えるな」と、最近奥多摩の避難小屋山行を重ねているT村さん、K藤さんコンビ。

神社から権現山へは急な登り。山頂には3人が休んでいました。ここで昼食休憩。あいにくの曇り空で、しかも北側からうっすらガスもなびいてくるほどで、展望はまったく利きません。残念。「ゴールデンウイークの山はどこにしようか」など話しながら休みました。

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権現山の山頂で憩うK藤さん=左、T村さん

権現山と扇山との間は、見た目上スパッと切れているので、かなり下まで下るように見えるのですが、間にある浅川峠はそれほど下ではなく、登り返しも思ったほど急登ではありませんでした。

扇山山頂では家族連れが2組、小広い芝生上の広場で弁当を広げていました。晴れていれば富士山が大きく見える絶景の山頂なのですが、やはり今日は雲の中でした。

ここからは下るのみ。ゴルフ場の脇を迂回して市街地に出、3時半に鳥沢駅に着きました。

今回T村さんが一緒だったので植物に関する興味深い話をいろいろ聞けました。アブラチャンとダンコウバイの同じような黄色い花の見分け方(「総花柄」の有無による)、雌雄同体のマムシグサの生態など。せっかく教わっても来年の同じ時期まで覚えてはいられないような気もしますが。

【タイム】JR中央線上野原駅8:07―(バス)初戸(はど)9:00―雨降山(1,177m)10:45−権現山(1,312m)11:30〜12:10−浅川峠1:00−扇山1:50〜2:10―ゴルフ場2:45−鳥沢駅3:35、高尾行き電車3:54発
メンバー=K・H川(40代)、K藤(50代)、T村(50代)

KH記